ゴー宣DOJO

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笹幸恵
2020.11.24 00:56メディア

撤退のタイミングを知らないのは誰?

昨日のモーニングショー、玉川徹がまた旧日本軍に
なぞらえて政府のGoToキャンペーンを批判したらしい。
GoToを始めたときに、どういう状態になったらやめるのかを
考えていないといけない、希望的観測で戦争を始め、
撤退を考えていなかった旧日本軍と同じ。
ざっくり言うと、こんな主旨だ。

相変わらずのステレオタイプ。
第一、本当にそう思っているなら、
GoToキャンペーンが始まるとき、玉川はちゃんと
「撤退のタイミング」について言及したのだろうか。
「旧日本軍から学べ、引き際をどうするか考えろ」と
政府に問い質したのだろうか。
後出しジャンケンでなら、人はどうとでも言える。
そもそも玉川も、GoToで温泉行って
楽しんできたのではなかったか。
今さら「感染が広がるのはわかりきっていた」と
言わんばかりの態度で批判できる立場か?

GoToはやめる必要などない。
感染者が増えても、重症者や死者が出なければいいだけの話。
むしろ、経済を回して雇用を守らなければ自殺者が増える。
観光業も飲食業も、それに付随する様々な産業が壊滅状態になる。
撤退のタイミングなんかではないのだ。

そんなことより玉川サン、
旧日本軍の希望的観測を批判するなら、
その矛先をどうぞ自分にも向けてください。
「ブレーキの踏み方を知らないで
車を走らせているようなもの」と批判していますが、
感染だけを異常に怖がり、日本では死者が
きわめて少ないという事実は完全スルーして、
感染こわいぞ、感染こわいぞ~~~と
煽りまくって暴走しているのはどこの誰ですか。

PCR真理教は、冷静に考えれば、
もうとっくに引き際を迎えていますよね。
いつまでそれに固執して恐怖のアクセルを
踏み続けているのですか。

撤退のタイミングを知らないのはどちらですか?
笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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